【DeNA】先発・上茶谷が好投、適時打も 「要所要所で粘れた、長いイニング投げられるように」

横浜DeNA・上茶谷(資料写真)

◆横浜DeNA1―2広島

 先発の上茶谷は6回4安打無失点。五回には左前へ先制打を放ち、チーム唯一の得点を挙げた。打線の援護に恵まれなかったが、「球数が多くなり攻撃のリズムをつくれなかったことは反省点」と99球を要した自らの投球と向き合った。

 切れのある直球と多彩な変化球を散らして的を絞らせず、2週間前に投げ負けた広島の森下と緊迫の投手戦を演じた。六回は二塁打と牧の失策で2死一、三塁のピンチを背負うも、4番マクブルームを直球で詰まらせ、リードを保って救援陣につないだ。

 奪三振は今季最多の8。三浦監督は「真っすぐも強かったし、うまく緩急と奥行きを使った。(山本)祐大のリードも良かった」とバッテリーをたたえた。

 「要所要所で粘ることができた。長いイニングを投げられるようにしたい」と上茶谷。勝ち星は付かなかったが、次回登板につながる好投だった。

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