GWのラストを飾る 鬼怒川温泉郷で花火【動画】

鬼怒川温泉郷の夜を彩った花火=7日午後9時20分、日光市鬼怒川大原

 大型連休の最後を飾ろうと、日光市の鬼怒川温泉郷で7日夜、花火の大輪が咲いた。全国各地で展開する「花火駅伝2022」の一環で、同市鬼怒川温泉大原の観光名所「鬼怒楯岩大吊橋(つりばし)」など2会場でそれぞれ5分間、75発ずつ計150発を打ち上げた。

 花火駅伝は愛知県西尾市の花火製造工場「若松屋」が全国の花火師に呼び掛け、昨年初めて実施。2回目となる今回は4月29日から5月8日までに全国の55社が参加、31道府県で計115回打ち上げる。県内では宇都宮、小山市でも実施。8日は新潟県長岡市や愛知県豊田市など5カ所で行われる。

 「うちは色の変化が楽しめる花火が多い。コロナやウクライナ情勢など暗い話題が多い中、変化を願う気持ちを込めた」と、この日花火を打ち上げた関口煙火工場(栃木市都賀町深沢)の若井豊(わかいゆたか)社長(57)。鬼怒楯岩大吊橋からは、鬼怒川右岸から打ち上げられた花火を間近に望め、観光客らは彩られた夜空を楽しんだ。

鬼怒川温泉郷の夜を彩った花火=7日午後9時20分、日光市鬼怒川大原

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