新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続中止となった福井フェニックスまつり(福井県福井市)について、福井市などでつくる実行委員会は5月6日、本年度は開催する方針を決めた。主要行事は日程を分散し、7月中旬以降の夏場の開催を想定している。感染防止のため会場も分ける。
コロナ禍で閉塞感に包まれている中、市民参加による祭典で福井を盛り上げようと、3年ぶりの開催を決定した。
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メイン行事の「100万人のためのマーチング」と民踊大会はそれぞれ8月中旬、同月下旬に開催予定。会場は市中心部で、ハピテラスやフェニックス・プラザなどを想定している。福井フェニックス花火と「YOSAKOIイッチョライ」の日程などは今後検討する。感染状況を踏まえ延期も見込み、11月までの実施期間を設定した。
一方、駅前電車通りなどでのステージイベントや露店販売に関しては開催可否について主催団体と協議を進めていくとした。
この日は、同市のハピリンホールで実行委の本年度初会合が開かれ、東村新一市長ら関係者41人が出席。東村市長は「コロナ下でも安全に開催し、今後も継続的に開けるよう創意工夫していきたい」などと述べた。
昨年のまつりは当初、花火大会を行わず規模も縮小して8月下旬に開催する予定だった。感染拡大により約2週間前に中止を決めた。