ブルージェイズDFAの加藤豪将がウエーバーでメッツ移籍 AAA級に配属

日本時間5月8日、メッツはブルージェイズからDFAとなっていた加藤豪将をウエーバーで獲得したことを発表した。同時にAAA級シラキュースへの降格が発表されている。加藤は今季自身初の開幕ロースター入りを果たしたものの、メジャーデビュー戦となる1試合に出場しただけでマイナー降格。その後、再昇格を果たし、7試合に出場してメジャー初安打も記録したが、日本時間5月3日のロースター縮小に伴って再びマイナー降格となり、その2日後にDFAとなっていた。

メッツは日本時間5月3日のロースター縮小時にロビンソン・カノーをDFAとしていたため、ロースターの40人枠が1枠空いていた。加藤はその枠に入った形となる。2013年ドラフト2巡目(全体66位)指名でヤンキースに入団した加藤は、メジャー昇格を果たせないまま2019年オフにFAとなり、2020年はマーリンズ、2021年はパドレスのマイナーに在籍。今季はマイナー契約でブルージェイズに加入し、オープン戦14試合で打率.333と結果を残して開幕ロースター入りを勝ち取った。

今季ここまでブルージェイズで8試合に出場して打率.143(7打数1安打)、1二塁打、出塁率.400、長打率.286、OPS.686を記録。ヒットはメジャー初安打の1本しか打っていないが、三振1つに対して3つの四球を選び、出塁率4割をキープしている。マイナーでの通算四球率は約13%となっており、選球眼は加藤の武器の1つと言えそうだ。

新天地のメッツでは、加藤は内野のデプスという位置付け。一塁ピート・アロンゾ、二塁ジェフ・マクニール、三塁エドゥアルド・エスコバー、遊撃フランシスコ・リンドーア、控えにドミニク・スミス、ルイス・ギヨーメ、J・D・デービスとタレントは揃っているため、加藤はAAA級シラキュースでプレーしながら、故障者の発生時などにメジャーから声が掛かるのを待つことになるだろう。

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