益子春の陶器市きょうまで 3年ぶり開催、すでに34万人来場

連日にぎわいを見せる「益子春の陶器市」

 3年ぶりに開かれている「益子春の陶器市」は8日、最終日を迎えた。新型コロナウイルス感染対策を講じながら、4月29日の開幕から今月7日までに約34万7千人(主催者発表)を迎えており、城内坂や道祖土(さやど)地区は連日にぎわっている。

 コロナ禍前の春の陶器市には、期間中約40万人が訪れていた。今回は天候に恵まれない日もあった中で、客足は順調という。

 感染対策として益子駅や城内坂交差点など6カ所に設置している「検温ステーション」では、検温を済ませた人にリストバンドを配布している。7日も多くの来場者がリストバンドを着用した上で陶器を吟味していた。

 実行委員会の外池茂樹(とのいけしげき)委員長(63)は「多くの方に感染対策へのご協力をいただいている。最後の1日も感謝の気持ちで皆さまをお迎えしたい」と話した。

© 株式会社下野新聞社