障害者170人 陸上競技で熱戦 岡山で「キラリンピック」

自己ベストを目指して力走する選手たち

 第22回岡山県障害者スポーツ大会「輝いてキラリンピック」(県、県障害者スポーツ協会など主催)の陸上競技が8日、岡山市北区いずみ町のシティライトスタジアムで開かれ、13歳以上の身体、知的障害者計約170人が熱戦を繰り広げた。

 50メートル走や走り幅跳び、ソフトボール投げなど14種目があり、性別や年齢、障害の程度ごとに実施。家族や仲間らが見守る中、出場者たちは懸命に取り組んだ。

 1年ほど前から練習を重ね、伴走者なしで50メートル走に挑んだ岡山盲学校高等部3年女子(17)は「真っすぐ走るのは難しかったが、自己ベストが出せてうれしい」と話していた。

 新型コロナウイルス禍のため3年ぶりの開催。4月24日の水泳を皮切りに、5月29日まで7競技が行われ、計約460人が出場する予定。10月に栃木県である全国大会の出場メンバー選考の参考となる。

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