カープ、リーグ28年ぶり4選手が4安打 21安打17得点で圧勝

【広島―DeNA】六回、広島無死、右越え本塁打を放ち、ナインの祝福を受ける小園(右端)

 【広島17―3DeNA】(8日、マツダ)

 広島東洋カープが記録的な猛打で大勝した。21安打、5本塁打、17得点はいずれも今季最多。菊池涼介、マクブルーム、坂倉将吾、上本崇司の4選手が4安打を放った。1試合4安打の選手が4人出たのはリーグ最多タイで、1994年の広島以来28年ぶり3度目。

 立ち上がりはヒットパレード。一回は西川龍馬、坂倉、上本の適時打で3点を先制した。三回からは一発攻勢に。西川の2ランが号砲となった。四回には末包昇大が球団の新人では30年ぶりとなる満塁本塁打。五回はマクブルームが2ラン、六回は小園海斗が今季初本塁打、七回はマクブルームが来日初となる2打席連続の4号ソロを放った。

 先発遠藤淳志は打たせて取る投球で8回3失点(自責1)で今季2勝目を挙げた。

 末包はお立ち台で「一回のチャンスで凡退していたのでやってやろうと思った。最高の結果を見せられて良かった」と笑顔。この日は、松山竜平の母ルリ子さんが始球式をしており、「松山さんのお父さん、お母さん、おれ、やったよー」と先輩の決めぜりふをアレンジして詰め掛けたファンを笑わせた。

© 株式会社中国新聞社