西九州新幹線9月開業 「むすびめのまち」PR 大村市推進協議会、マップ制作

県内交通の結節点としての魅力やレトロ感をテーマにしたマップ

 9月開業の西九州新幹線を生かしたまちづくりに取り組む「大村市新幹線アクションプラン推進協議会」(会長・園田裕史市長)は、大村の長崎県内交通の結節点としての魅力や町の“レトロ感”をテーマにしたガイドマップ「むすびめのまち おおむら」を制作した。
 A2判カラーで、新幹線の開業効果を高めようと5千部を印刷。表紙には大村藩独特の石壁「五色塀(ごしきべい)」をあしらっており、市役所や長崎空港、JR大村駅などで配布している。
 マップでは、市内で昔から親しまれている喫茶店やスナックといった店舗をはじめ、グルメや観光地などに着目。新大村駅を中心とした四つのエリアに分けて魅力を紹介している。同市から県内各地に行く場合の交通手段や時間も掲載しており、観光地へのアクセス性の良さもPRしている。
 制作に携わった同協議会観光商品づくり部会の酒井辰郎部会長は「大村の魅力を発信すると同時に、観光客が大村を起点に空港や高速道路、そして新幹線を活用して県内の観光地に足を運ぶようになれば」と話した。


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