W杯で日本と対戦!?水戸のエースストライカー木下康介が語った「現ドイツ代表DF」とのエピソード

日本代表は今年11月に開幕するカタールワールドカップにおいて、ドイツ、スペインと対戦する。

いずれもワールドカップ優勝経験を持つ世界的な強豪。手ごわい相手であることは間違いないが、日本はどちらかを勝点で上回らない限りノックアウトステージ(ベスト16)へ進むことができない。

そこで、Qolyでは過去にドイツやスペインでプレーしたことのあるJリーガーを直撃!

まずは、ドイツでのプレー経験があり、今季浦和レッズから完全移籍した水戸ホーリーホックでここまで5ゴールを決めているストライカー、木下康介にいろいろ聞いてみた。記事ではその一部を紹介。

(取材日:2022年4月14日)

――(中略)欧州でのプレーが長かった木下康介選手、印象的だったチームメイトや対戦相手の選手はいますか?

僕が「教科書」ではないですけど、「彼だったらどうするかな」と思うのが、ニルス・ペーターゼンというフライブルクの選手です。僕がいた時に途中から入ってきて、そのままフライブルクで絶対的な存在になり、今も在籍しています。

彼はバイエルンにいた時に宇佐美貴史選手と仲が良かったらしく、日本食とかも大好きでした。僕はまだ19歳でセカンドチームにいたんですが、よくご飯に連れていってくれたりして親しくなりました。

ただ、彼のポジションを奪わなければ試合に出られないので、コーチからはよく引き合いに出されました。それですごく印象的です。プロフェッショナルだなという感じで。

――ペーターセン選手といえば、ドイツ代表経験もあります。ワールドカップの組み合わせ抽選で日本はドイツ、スペインと同じグループになりましたが、どう感じましたか?

ドイツ、スペインで「おお」という感じですかね。

水戸の秋葉忠宏監督はもともとリオデジャネイロ五輪などで代表関係の方だったので(※手倉森誠監督のもとでコーチを務めた)、ミーティングの中でも日本代表の話をされるんですけど、ドイツ、スペインで「日本としても大きな挑戦になるな」という感じですね。

――フライブルク時代には、現ドイツ代表DFのクリスティアン・ギュンター選手とも一緒にプレーしていました。

左サイドバックですよね。彼とは多分3年くらいやりました。

たまにセカンドチームに降りてきたりしていて、僕もキャンプやカップ戦でセカンドチームに参加していたので、1歳年上で結構絡みはありました。彼は本当に真面目です。フライブルク生え抜きの選手なんですけど。

ギュンター選手のエピソードとしては、自分のストロングポイントを徹底的にやっていました。彼は左サイドからのクロスが凄いのですが、それは才能だけではありません。練習が終わってからも努力した賜物だと、クリスティアン・シュトライヒ監督にも言われましたね。

動画では、高卒でのマンチェスター・シティ加入や、逆に浦和レッズでの日本復帰を決断した際の“裏側”、Jリーグで印象的な選手や今季の水戸でのパフォーマンスについて、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!

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水戸ホーリーホックは、5月14日(土)に東京ヴェルディとアウェイ、21日(土)にはいわてグルージャ盛岡とホームでそれぞれ対戦する。

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