連勝も、流れでのゴール生まれず 第4節VS東海大

第4節にして春期リーグ戦最後の有観客試合。首位の座を狙う慶大ソッカー部は、栃木の地で東海大と激しい一戦を交えた。

2022/5/1(日)11:00キックオフ @栃木市総合運動公園陸上競技場

【スコア】

慶應義塾大学1―0東海大学

【得点者】

1-0 15分 牧野晋作(慶應義塾大学)

◇慶大出場選手

GK
21 根津拓斗(政2・慶應)
DF
7 山本献(商3・國學院久我山)
5 牧野晋作(経4・東京武蔵野シティFC U-18)
2 山口紘生(商2・國學院久我山)
3 川野太壱(政4・横浜FCユース)
MF
14 田村祐二朗(環4・藤枝東)→89分 MF 6 森友紀(環4・学習院)
33 道家拓真(環3・鹿島学園)
15 角田惠風(商1・横浜F.マリノスユース)
29 茅野優希(政2・慶應)→60分 FW 10 齊藤滉(商4・暁星)
FW
18 廣田尚(環4・暁星)→71分 FW 16 塩貝亮太(商3・暁星)
30 立石宗悟(法1・桐蔭学園高)→60分 FW 9 古川紘平(政4・学習院)

第2節から連勝を重ね、暫定順位ながら2位につける活躍を見せている慶大ソッカー部。春季リーグ戦最後の有観客試合で、弾みをつけることはできるのか。

試合は開始早々、両チームが縦に速いサッカーで大味な展開を見せる。そのなかで慶大は特に左サイドを相手に突破され、シュートを被弾する場面が目立った。しかし、慶大もFW廣田尚(商4・暁星)のポストプレーからパス交換し、ウィングが持ち上がって好機を演出する。

そんななか、コーナーキックから慶大に待望の先制点が生まれる。DF山本献(商3・國學院久我山)の正確なキックに、タイミングよく飛び上がったDF牧野晋作(経4・東京武蔵野シティFC U-18)が合わせたボールはゴールに吸い込まれていった。

それ以降両チーム決定機を作り出すものの、お互い好守が光り得点を許さない。34分にはこの日先制点を決めたDF牧野が対面のFWとの1対1を制し、どよめきと歓声が上がった。両者一歩も譲らない展開のなか、前半が終了する。

後半に入ると慶大はDF-FW間の陣形の間延びが目に付くようになり、東海大にボールを運ばれるシーンが増える。慶大はDFからのロングボールをFWが収めてチャンスメイクするが、セカンドボールを拾うためのライン押し上げやプレスがやや個人単位のきらいがあるため、ハマらなかった時はピンチを招いてしまうことがあった。特に、試合終了間際はなかなか上手くボールをかきだせずに相手の波状攻撃を受けたが、ロングスロー,クロスを中心とした攻撃を耐え抜き、慶大は1-0の接戦をモノにした。

次節以降は非公開会場での試合が続くが、今の勢いをそのままに駆け抜け、昇格が視野に入る順位につけたいところである。

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