劇団扉座 第73回公演「神遊(こころがよい)―馬琴と崋山―」6月上演

扉座の第73回公演。厚木での公演の後、東京の高円寺で上演。また、声優の三木眞一郎と榎木淳弥による朗読劇バージョンも平塚にて上演される。

作・演出を横内謙介が手がける本作、滝沢馬琴と、馬琴の息子・宗伯の親友で、武人にして天才画家だった渡辺崋山を中心とした物語が描かれる。出演は岡森諦、中原三千代、有馬自由始め、扉座のおなじみのメンバー。

横内謙介は「滝沢馬琴を書いてみます。馬琴の息子・宗伯の親友であり、馬琴がその息子以上に好ましく思っていた、といわれる、武人にして天才画家であった渡辺崋山との関わりを中心に描きます。
馬琴は、29年前にスーパー歌舞伎『八犬伝』を三代目猿之助さんの許で書かせて頂いて以来、いつか取り上げようと決めていた人物です。早すぎる息子の死と、幕府の弾圧による崋山の死。視力を失った上に、ふたりの息子に先立たれ、尚、創作に狂う姿に、呆れつつ惹かれます。昨年上演しました、杉田玄白『解体青茶婆』に続く「いつかやると決めていたけど、ついにその時が来たシリーズ」第二弾です」とコメント。

また、作品についてだが横内謙介は「江戸時代末期に生きた、日本初の職業小説家・滝沢馬琴と、絵師にして儒学者、蛮社の獄という西洋思想弾圧政策で粛清されるように、死に追いやられた、渡辺崋山。この二人の数奇な出会いと別れの物語を描きます。実はこの二人は厚木に縁があります。二人ともが、当時、川沿いの船着き場、大山詣りの宿場町として賑わっていたという厚木の町にしばし逗留し、地元の顔役、文化愛好者たちと交流しているのです。特に崋山は、その時の様子を楽しい絵日記として描き残しています。主なる舞台となるのは時代の変わり目を迎えて揺れる江戸の町ですが、そこで厚木の人が活躍する、少し珍しい時代劇です」と語る。

また、公演期間中の6月12日に「みきくらの会」で同作品を上演。こちらは朗読劇で声優の三木眞一郎と榎木淳弥出演。脚本・演出は倉本朋幸

概要
劇団扉座 第73回公演「神遊(こころがよい)―馬琴と崋山―」
2022年6月4日(土)・5日(日)
神奈川県 厚木市文化会館 小ホール

2022年6月8日(水)~19日(日)
東京都 座・高円寺1

作・演出:横内謙介
出演:岡森諦、中原三千代、有馬自由、伴美奈子、山中崇史、犬飼淳治、鈴木利典、松原海児、野田翔太、早川佳祐、砂田桃子、白金翔太、北村由海、紺崎真紀、山川大貴、小川蓮、翁長志樹、大川亜耶
公式HP:https://tobiraza.co.jp
みきくらの会HP:https://mikikuranokai.wixsite.com/mikikura

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