高田城址公園観桜会が終了し、桜が散った同公園内は瑞々(みずみず)しい新緑が美しい。普段は車で通り過ぎがちだが、休日はバッグにお気に入りの絵本や本を1冊放り込み、のんびり散策に出掛けるのも良い。
同公園内に建つ上越市立歴史博物館は、前進である「上越市立総合博物館」の歴史を継承し、平成30年7月に常設展示を備えた歴史博物館としてオープンした。6月12日まで、地元上越で3年ぶりの公開となる「御所参内・聚楽第行幸図屏風」を展示している。
記者のお勧めは、遠く妙高山や米山までを一望できる展望デッキ。ダイナミックな景色を心ゆくまで眺めることができ、観桜会などの際は、多くの利用者が訪れるビュースポットだ。利用は無料で、飲食の持ち込みも可能。マイボトルに温かいお茶などを入れて持参し、心地良い五月の風を感じながらゆっくり過ごしたい。
また、1階のラウンジも無料で利用でき、大潟区土底浜の藤縄家に伝来した甲冑(かっちゅう)が6月5日まで展示されている。カフェやミュージアムショップは、日常と切り離された静かな時間が流れる癒やしのスペース。気さくなスタッフとの会話も楽しい。