大村-諫早間の早期4車線化を 国道34号期成会が総会

本年度事業計画を決めた期成会の総会=諫早市内のホテル

 国道34号の与崎交差点(長崎県大村市)-花高入口交差点(諫早市)間4.4キロの早期4車線化を目指す国道34号大村・諫早間整備促進期成会の総会が9日、諫早市内であり、関係省庁への要望活動など本年度事業計画を決めた。
 県央の大動脈である同区間は朝夕を中心に、慢性的に渋滞が発生。大村、諫早両市の市長や議長、商工会議所会頭らで組織する同会は車道拡幅やその他の改良整備を求めており、国は昨年度から用地買収に入っている。
 総会では園田裕史大村市長を会長に再任したほか、今後本格化する用地取得や工事の連絡調整の円滑化などを目的に、両市が同日付で拡幅推進支援本部を設置したことを報告した。
 園田会長はあいさつで、9月の西九州新幹線開業に触れ、「新幹線と相まって人的交流、物的交流がさらに促進され、県全体の一体的な発展につながっていくと確信している。引き続き、国や県などの関係機関にしっかり要望していきたい」と述べた。


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