ミランを優勝に近づけたイブラヒモビッチの演説…ピオーリ監督が明かす「全ての仲間の心に響いた」

 ACミランが悲願のスクデット獲得に向けた一歩を踏み出すため、ズラタン・イブラヒモビッチが足ではなく言葉で重要な役割を果たした。

誕生日のトナーリがドッピエッタ!ミランが3発で逆転勝利を果たす

 セリエA第36節でヴェローナと対戦したミランは、38分に先取点を喫する苦しい展開に。それでも前半アディショナルタイムに、試合日が誕生日だったサンドロ・トナーリが同点弾を叩き出すと、後半開始間もない49分にはドッピエッタ(1試合2得点)を達成。86分にはアレッサンドロ・フロレンツィが追加点を決め、3-1で逆転勝利を果たした。

 残り2試合で2位インテルと2ポイント差を維持することに成功し、直接対決で勝ち越しているためミランは勝ち点4を積み上げれば2010-11シーズン以来となる優勝に。イブラヒモビッチもヴェローナ戦で数分間ピッチに立ったが、ピオーリ監督は試合前のスピーチが多大な貢献をしたと伝えた。「その言葉はインパクトがあり、ピッチに立った者たちの心に直接響いた。イブラはいいことを言った。ミラノではスクデットとCLを制した選手しか覚えられないと。もし覚えてもらいたいのなら、残りの試合で全てを出し切らねばならないとね。彼は、勝つために必要な基盤を与えてくれたんだ」。

ピオーリ監督がイブラヒモビッチのスピーチを明かす Photo Alessandro Sabattini

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