GW後の新型コロナ感染者数は…開業医に聞く 広島

3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークが明け、気がかりなのは今後の新型コロナの感染者数です。

感染者の診療にあたる町のお医者さんに現状を聞きました。

三上内科医院 三上裕一郎院長「県内の感染者数も増えてきてますけど、うちもじわっと爆発的に増えていることはないんですけど、少しずつ増えてきている実感はあります」

JR広島駅近くにある三上内科医院では、ゴールデンウィーク中も発熱などの症状でやって来る患者がたえなかったといいます。

三上内科医院 三上裕一郎院長「患者さんは若い方がやっぱり多いです。今年に入ってからずっとそうですね。若い方、家族内感染が非常に多いという印象です。それからGWですから県外から帰省された方とか、そういった感染者もちらほら見られました」

最大10連休だった今年のゴールデンウィーク。

県によりますと、東京、大阪から県内を訪れた人は去年の同じ時期と比べて2倍以上だったということです。

人々の行動範囲が徐々に広がっていく中、新型コロナの新規感染者は5月8日におよそ3カ月ぶりに1400人を超えるなど増加傾向にあります。

三上内科医院 三上裕一郎院長「制限のないGWでしたからどこも結構な人出だったと思う。その影響が出てこないことはまずないと思います。今週、来週前半ぐらいにかけてが感染の山になるんじゃないかと思う」

三上院長は無症状や軽症の人が多く、気付かないうちに感染が広がる可能性があるとして、あらためて基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

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