藤沢・慶大SFCの自動運転シャトルバス 12日から運行、神奈中と連携 レベル2で開始、25年度にレベル4へ

慶大SFCで運行を開始する自動運転によるシャトルバス(神奈川中央交通提供)

 次世代移動サービスの実現へ向け、神奈川県藤沢市の慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)で自動運転によるシャトルバスの運行が12日から始まる。神奈川中央交通(平塚市)と同大SFC研究所が連携し、レベル2(部分運転自動化)からスタートし、2025年度にはレベル4(高度運転自動化)を目指す。

 自動運転によるシャトルバスは定員26人で、看護医療学部ゾーンと本館ゾーンを結ぶ。今回始まるレベル2の自動運転は人の運転を高度に支援する仕組みで、衛星測位システムと光による検知と測距を組み合わせ自己位置を推定。高精度地図の車線情報、自己位置情報を基に決められた経路と車線を維持し走行する。 

 午前10時半から午後6時半までの間、同学部-慶應藤沢イノベーションビレッジ-本館-デルタ館-同学部間の一部公道を含む約2.2キロを運行し、学生や教職員ら学校関係者に利用してもらう。

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