五島ワイナリーが最高賞 アジア最大級の品評会「サクラアワード2022」

ダブルゴールド賞を受賞した「スパークリングワインナイアガラ2021」(右から2本目)など=五島市役所

 五島ワイナリー(境目権二社長)が製造した「スパークリングワインナイアガラ2021」が、アジア最大級のワインの品評会「サクラアワード2022」で、最高賞のダブルゴールド賞を受賞した。
 ほかに「巨峰スパークリングワイン」が最高賞に次ぐ金賞、五島産ブドウや五島つばき酵母を使った「スパークリングワインキャンベル・アーリー2021」が銀賞をそれぞれ受けた。
 同品評会は9回目で、4月に東京と大阪で実施。25カ国から過去最多の4652品が出品され、ソムリエなどワイン業界に携わる女性たちが審査した。ダブルゴールド賞は286品が選ばれ、このうち国内産は14品。五島ワイナリーが同賞を受賞するのは初めて。
 「スパークリングワインナイアガラ2021」は、白ブドウの国内産ナイアガラを100%使用。甘い香りと酸味があり、すっきりとした味わいが特徴。750ミリリットル2970円。同社直売店やインターネットなどで販売している。
 10日、境目社長が市役所に野口市太郎市長を訪ね、受賞を報告。境目社長は「ブドウ農家と連携して的確なタイミングで収穫できたので良い味に仕上がった。五島産の魚や肉をはじめ多様な食材、食事に合う」とアピールした。


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