歌手生活50周年の石川さゆり、「天城越え」は「演じながら歌えばいいんだと思った初めての曲」。「MUSIC FAIR」貴重映像に大喜び

歌手生活50周年となる石川さゆりが、5月21日放送のフジテレビ系音楽番組「SHIONOGI MUSIC FAIR」(土曜午後6:00)に出演する。

同番組出演はこれで45回目となる石川。1977年の10月に「津軽海峡冬景色」で初登場した時の秘蔵映像を振り返り、「この時はこんな思いで一生懸命歌っていたなということを思い出す」と感慨深く語る。また27年前に玉置浩二とコラボレーションした貴重な映像には懐かしさで大喜び。「音楽ってこんなに楽しくてわくわくするものなんだ」と気付かせてくれた共演だったという。

代表曲「天城越え」も披露。最初にこの曲に出合った時の印象について、現実の自分とはあまりにかけ離れた歌詞の世界に「この曲は私には歌えないかも。無理」と思ったと言うが、理解はできないとしても「演じながら歌えばいいんだと思った初めての曲」だと打ち明ける。

後半は東京スカパラダイスオーケストラから谷中敦、NARGOの2人を迎え、新曲「虹が見えるでしょう」をパフォーマンス。この曲は谷中が作詞、NARGOが作曲を担当。谷中とは何度も相談しながら詞を作ったという。石川とスカパラはお互いの楽曲に参加するなど交流も深く、27年にもわたる付き合いであることが明かされ、出会いやプライベートでの懐かしい思い出なども語られる。

最後を締めくくるのは、50周年記念シングル第一弾「残雪」。加藤登紀子に初めて作詞作曲を依頼したという同曲は、コロナ禍の状況で、誰の心にもある温かさと厳しさを併せ持った“ふるさと”をテーマにしたいという思いを伝えて作ってもらったという。最新シングル曲から懐かしい映像まで、石川さゆりの50年を振り返りながら、今も変わらない魅力に迫る。

© 株式会社東京ニュース通信社