【新型コロナ】11日の神奈川 5人死亡、2340人感染 横浜市内3カ所で新クラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で11日、新たに5人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女2340人の感染が確認された。

 横浜市は3人の死亡を発表した。90代女性はクラスター(感染者集団)が確認されている市内の介護老人保健施設の入所者で、4月23日に陽性と判明、同日死亡した。この施設では職員17人、入所者49人の計66人が感染し、死者は5人目となった。50代男性は5月2日に意識消失で救急搬送され3日に陽性と判明、4日に急性心筋梗塞で死亡した。60代男性は4月30日に陽性が判明し、5月4日に胃がんで亡くなった。

 横浜市の新規クラスターは3件で、いずれも市内の介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホームで確認された。

 県は2人の死亡を発表。秦野市の60代女性は4月29日に新型コロナ以外の疾患で死亡。その後、陽性が判明した。伊勢原市の80代男性はクラスターが発生した県平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の入所者で、5月3日に死亡した。

 このほか、県は新たに136人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万4978人になった。

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