横浜開港祭3年ぶりリアル開催 横浜銀蠅ライブや市民合唱 環境配慮型の取り組みも

横浜開港祭主催を担い「ゼロカーボンへの一歩に」と語る横浜青年会議所のメンバーら

 ミナトの誕生を祝う「横浜開港祭」が6月2日、3年ぶりにリアルで開催される。41回目となる今年は横浜市西区の臨港パークと高島中央公園を中心に、子どもが参加できる体験型のイベントやステージショーを展開し、ゼロカーボンに向けた取り組みも開始する。

 同祭協議会(会長・崔成基横浜青年会議所理事長)の主催。一昨年は新型コロナウイルス禍で中止され、ウェブによる一部開催のみ。昨年は人数を大幅に絞ったリアルとオンライン配信によるハイブリッド開催だった。

 臨港パークに設けられるステージではロックバンド「横浜銀蠅」の公演のほか、午後7時過ぎからは約500台のドローンによるショーも予定。恒例の市民300人余りが参加する「ドリーム・オブ・ハーモニー」では大合唱が披露される。また近くの高島中央公園では、昔ながらの屋台をイメージした参加型のイベントコーナーが設けられる。

 環境負荷を低減するため今回は、15万部前後作製していたガイドブックをやめてデジタルに変更。紙コップもリサイクル可能なものに変えるという。

 11日に実施した記者会見で、崔会長らは「祭りといえども環境に優しいゼロカーボンがいずれ求められる。そうした取り組みの一歩になれば」と強調。「市民の笑顔が見られる祭りに」と意気込んでいた。

 詳細は直前までに同祭のホームページで紹介する予定。

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