福井県越前市ゆかり、2024年大河ドラマは紫式部…「光る君へ」吉高由里子さん主演

2024年の大河で主演を務める吉高由里子さん。右は脚本を務める大石静さん

 NHKは5月11日、2024年放送の大河ドラマのタイトルが「光る君へ」で、福井県越前市にゆかりがある主人公の紫式部を吉高由里子さんが演じると発表した。脚本は大石静さんが手がける。

 物語は、平安時代を舞台に、世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を、きらびやかな貴族の世界や、心を寄せる最高権力者の藤原道長との関係などを織り交ぜて描く。大河ドラマとしては平将門を描いた「風と雲と虹と」(1976年)に次いで2番目に古い時代になるという。

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 越前市にはかつて国府が置かれ、式部は996年に国司として赴任した父・藤原為時とともに1年余りを過ごした。生涯で唯一、都を離れて暮らした地とされる。

 大河ドラマは放送中の「鎌倉殿の13人」に続き、23年は松本潤さん主演の「どうする家康」に決まっている。

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