バランスドアーマチュアスピーカーはMEMSスピーカーに取って代わられつつある

ユーサウンドがMEMSスピーカーでバランスドアーマチュアマイクロスピーカーを置き換え、市場席巻を急速に進める

オーストリア・グラーツ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)-- ヒアラブル/ウエアラブル向け微小電気機械システム(MEMS)スピーカーを提供する一流企業のユーサウンドは、2025年までにポータブル消費者向け電子機器の大半でバランスドアーマチュアマイクロスピーカーをMEMSスピーカーで置き換える取り組みを急速に進めています。

MEMSスピーカー市場は2023年から拡大が見込まれている一方、バランスドアーマチュア型は2024年以降、大幅に減少する見通しです。2025年には、完全ワイヤレスステレオ(TWS)システムで、MEMSスピーカーが市場シェアの50%を占めると見積もられています。

この急成長は、より小型で強力なスピーカーに対する需要の増加や、TWS、OTC補聴器、そしてオーディオやAR/VRメガネなどのウエアラブルにおける小型化と埋没化技術の動向が要因となっています。

バランスドアーマチュアスピーカーやエレクトロダイナミックスピーカーは、小型化の能力や市場要件への対応という点において、既に限界に達しつつあります。さらにMEMSスピーカーは、手作業による組み立てが必要なバランスドアーマチュア型とは異なり、完全に自動化された生産ラインで加工できます。音声コイルマイクロスピーカーと比べると、ユーサウンドのMEMSスピーカーは50%少ないスペース、80%少ない消費電力、そしてより広い周波数帯域を誇ります。また小型化により、MEMSスピーカーはPCBスペースが少なくて済むため、パルスメーター、加速度計、UHFセンサー、ANC/音声ピックアップ/ビームフォーミング用マイクロフォンなど、より技術的な特性向けのセンサーを追加できる可能性が生まれ、また完全ワイヤレスイヤホンなどのヒアラブルの再生時間を延ばすために、大容量バッテリーが可能となります。こうしたことからMEMSスピーカーは、より優れた音質、さらなる小型化、高い信頼性、価格の低下を追求するメーカーにとって、魅力的な選択肢になっています。

ユーサウンドのMEMSスピーカーが、MRI対応ヘッドホンやOTC補聴器の製造において必須のスピーカー技術になったのは、強磁性体と振動がないこと、そして重量/サイズ当たりのSPLのおかげです。

ユーサウンドのフェルッチオ・ボットーニ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「私たちは当社技術の成果を大変誇りに思っています。当社のMEMSスピーカーは、その性能の高さによって、ますます人気が高まっています。当社は小型化の発展を支え、消費者向け電子機器メーカーがよりスマートで高性能の機器を開発するための力を獲得していただけるように専心しています。」

ユーサウンドは、TWSの設計や試作品でTiancheng Network Technologyと、またOTC補聴器でアップスターなどの中国企業と協業し、技術の迅速な普及に取り組んでいます。

ユーサウンドのMEMSスピーカーは、既に大手消費者向け電子機器ブランドによって採用されており、これらブランドが近々プロジェクトを公表する予定です。

ユーサウンドについて

ユーサウンドは急成長中のオーディオ企業として、300件以上の特許出願で保護されたMEMS(微小電気機械システム)技術を基盤とする高性能のシリコンスピーカーと高品質のサウンドソリューションを提供しています。グラーツ、ウィーン、サンフランシスコ、深センに事業所を構えるユーサウンドは、MEMSスピーカーを使ったスマートなオーディオアプリケーションを設計する国際的な顧客にサービスを提供しています。詳細についてはwww.usound.comをご覧ください。

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