「ぱしふぃっくびいなす」佐世保に寄港 本年度初クルーズ船

佐世保に寄港した「ぱしふぃっくびいなす」=佐世保市、新みなと岸壁

 クルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が11日、長崎県の佐世保に寄港した。本年度のクルーズ船の寄港は初めて。
 「ぱしふぃっくびいなす」は乗客約200人を乗せて9日に神戸を出港。下関を経て佐世保に入った。新型コロナ対策で乗員乗客は乗船前にPCR検査で全員の陰性を確認。佐世保寄港後、乗客は検温し、貸し切りバスに乗って佐世保、平戸両市内で観光を楽しんだ。船は11日夕、次の目的地の富山に向けて出港した。船を写真に収めていた市内のパート従業員の女性(50)は「経済の活性化のためにクルーズ船に期待している。船が港に泊まっている風景はいい」と話した。
 市みなと振興・管理課によると、昨年度は国内船の3隻が寄港した。同課は「新型コロナの状況を見ながら、クルーズ船需要が高まっていけば受け入れを万全にしていきたい」としている。


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