ニッスイ 営業利益270億7600万円、4期ぶりの最高益

 水産大手の日本水産(株)(TSR企業コード:291138950)は5月12日、2022年3月期の連結営業利益が過去最高の270億7600万円だったと発表した。最高益は4期ぶり。水産、食品事業ともに好調で、養殖事業の回復や鮭鱒の販売価格の改善などが寄与した。

 2022年3月期(連結)の売上高は6936億8200万円(前期比12.8%増)で大幅な増収だった。営業利益は270億7600万円(同50.4%増)、当期純利益172億7500万円(同20.0%増)と損益はいずれも過去最高を更新した。

 日本水産は、23年1月に商号を(株)ニッスイに変更する予定。1911年創業の老舗で、水産や食品事業だけでなく、EPA医薬原料等のファインケミカル事業など「水産」以外の事業も拡大している。

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