韓国「歴史問題で解決策模索」 新外相に就任の朴振氏

12日、韓国の外相に就任し、記者会見する朴振氏=ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は12日、朴振・元国会外交通商統一委員長(65)を新外相に任命した。朴氏は記者会見し、日韓の歴史問題の懸案について「知恵を合わせて両国国民が受け入れられる解決策を模索できると期待している」と述べた。会見に先立つ就任式では「日本とは過去を直視しながら未来志向のパートナーシップを構築する」と表明した。

 日韓の懸案となっている元徴用工や元慰安婦の問題について、日本政府は1965年の日韓請求権協定や2015年の慰安婦合意で解決済みとの立場を取っている。朴氏は事態の打開へ向け、両国が共に努力する必要性を強調した形だ。

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