世界遺産の島へスムーズに 新しい広電宮島口駅 7月2日に供用開始

広島電鉄は広島・廿日市市で整備中の新しい広電宮島口駅を、7月2日に供用をはじめると発表しました。

広島電鉄 椋田昌夫社長
「2025年度に大阪万博が予定されている。それまでに広島の観光を新しく立て直す1つのスタートだと思っている」

新しい広電宮島口駅は屋根の大きさがおよそ1800平方メートルで、囲いが少ない開放的なデザインになっています。

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現在の駅からおよそ70メートル海側に整備されるため、電車からフェリーへの乗り継ぎがスムーズになるということです。

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7月2日の供用開始に向けて、ホームや軌道の整備も進められています。軌道は新たに340メートル分が設置されますが、線路切り替え工事は7月1日の深夜から翌日にかけて行われる予定です。

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また、広島電鉄は昨年度の連結決算も発表しました。純損益はおよそ10億円の赤字で2020年度に続き2期連続の赤字となりました。昨年度の利用客はコロナ禍前のおよそ70パーセントでしたが、今年度は85パーセント程度まで回復するとみて、黒字化を見込んでいます。

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