県産ニラを全国が注目!? 大分

 

大分県産のにらを使った商品開発が大手コンビニエンスストアなどで進められています。

 5月12日セブンイレブンジャパンが大分にらを活用した商品開発の取り組み報告に大分市長を表敬訪問しました。

 セブンイレブンジャパンは、毎年、大分にらを使った商品を展開していますが、今年は初めて大分市と連携して
商品展開を行いました。

 大分にらを使ったメニュー開発には全国の大手企業で進められています。

 過去には、居酒屋チェーンの魚民を運営するモンテローザや全国にファミリーレストランを運営するジョイフルのほか、他の大手コンビニエンスストアなども大分にらを使ったメニューを販売しています

 しかし、なぜ?大分県産のニラがここまで注目されているのでしょうか。

 2020年の大分県のニラの生産量は2880トンで、全国で6位とニラの産地としてはあまり目立ってはいません。一体なぜ全国展開する企業が大分にらの商品開発に積極的なのでしょうか?

 セブン‐イレブン・ジャパン 大分中央地区 林義隆さん:
「地産地消ということで大分産のものを使っていくということと、大分のメニューを何とか商品化したいという思いもあったので、2つがマッチした形で4年前から取り組みをさせていただいています。」

 セブン‐イレブン・ジャパン 商品本部九州地区 山中規弘さん:
「大分市のにら豚のPRというのもありまして、やはり1番地元のお客様になじみのある料理だったりというところをまずはしっかり提案したいというところからニラを使っています。」

 大分市では、2016年から「にら豚PR大作戦」として大分にらのPRを積極的に行っています。

 市農林水産部 農政課 農産品流通担当班 田中香織さん:
「ニラ豚に注目していただくことで、大分のニラがたくさん消費していただけるので大変嬉しい。」

 セブンイレブンの「甘辛スタミナにら豚丼」は、6月1週目まで県内で販売された後、6月下旬には九州全域でも発売される予定です。今後、大分県が全国的なニラの産地と呼ばれる可能性もあるかもしれません。

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