神奈川県茅ケ崎市は12日、市内の待機児童数が4月1日時点で前年比21人増の22人になったと発表した。市によると、過去5年間で最多という。
利用申請者数は4878人で前年度に比べて155人増加。利用希望者のうち、希望する認可保育所などに入ることができなかった「保留児童数」は前年度比98人増の250人だった。
市によると、入園希望世帯と保育所側のミスマッチに加え、保育士不足で1、2歳児の受け入れ体制が整わないことや、子育て世代の転入者数が増え、希望者数が増加していることが要因だという。市は「保育士向けの就職相談会の回数や開催方法を見直すなど、人材確保を進めたい」としている。