福井県産の新鮮シカ肉を使ったウインナー クラウドファンディング開始

村上大祐さん(中央)ら合同会社MOTのメンバー=福井県若狭町

 福井県若狭町で食肉処理加工施設を運営する合同会社「MOT」が、町産シカ肉のウインナーを開発した。同社は5月12日、福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で販売促進の費用30万円の募集を開始した。

▽実行者:村上大祐さん(合同会社MOT) ▽目標金額:30万円 ▽締め切り:2022年7月5日 ▽リターン:5千円1種類(シカ肉ウインナー)

 MOTは害獣とされる野生動物を資源活用しようと、村上大祐さん(36)らが2019年に設立。新製品のウインナーは若狭町で捕れた新鮮なシカ肉を材料に、滋賀県米原市の伊吹ハムと共同で開発した。MOTはウインナーの販売を通じて、一般消費者に認知度が高くないシカ肉のおいしさを広めたいとしている。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年から福邦銀行が事業に参画し同年、累計支援額が1億円を突破した。

© 株式会社福井新聞社