トリニータ 伊東幸敏インタビュー「味方をうまく生かすことができるポジショニングや動きを意識している」

大分トリニータは5月14日、昭和電工ドーム大分でロアッソ熊本と対戦する。DF伊東幸敏選手にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は5月13日付本紙に掲載)

右サイドバックの本職として今季、新加入した伊東幸敏選手。大分での暮らしを尋ねると、「子どもが遊ぶ場所もたくさんあり、これまで住んだ中で一番好き。すしを食べる頻度も高くなったかな」と、大分愛あふれる言葉を返してくれた。

再び連戦ですがコンディションはいかがですか?

問題ないです。ただ、これまで関東のチーム(鹿島、千葉)しか経験してこなかったので、大分に来て初めてアウェー戦の移動距離の長さやそれに伴う疲労など大変さを身に染みて感じています。だからこそホーム戦での勝利は必至というか、勝たなければJ1復帰は厳しいかなと思います。

気温が上がると昭電ドームは蒸し暑くなります。

そうみたいですね。周りの選手から、「夏、雨降った後とかやばいよ」って聞いています。

下平サッカーへのフィット感は?

正直、戦術的なことは人生で初めてやっている感覚です(笑)。攻撃や守備の位置取りなど(これまでさほど)気にしたことがなく、本当に細かく突き詰めていく監督なので日々新鮮です。最初は戸惑う部分もありましたが、やればやるほどうまくのみ込めている感じがします。

チームメートとのやり取りは?

今までやってきた自分のサッカー観が全てではないし、自分の考えを押し付けるのはよくないので、うまくすり合わせながらやっていけたらなと思っています。 自分の前に入る選手が誰かということはあまり関係なくて、(味方を)うまく生かすことができるポジショニングや動きを意識して、試合直前や試合中に話しながら改善しています。

プロ11年目ですが、これまでの経験を後輩に伝えることはありますか?

そうですね。自分はメンタル的に強く生きてこられなかったタイプなので、(後輩が)ちょっと落ち込んでいたり、小っちゃくなっているなと感じたタイミングで声を掛けていろいろ話をしています。

(小野郁)

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