
長崎県南島原市口之津町の口之津歴史民俗資料館(市口之津港ターミナルビル2階)で大正、昭和時代の学習道具や機材を集めた「むかしの暮らし展」が中高年の人気を集めている。21日まで。
上演用の「紙芝居」やコピー機の普及で姿を消した「ガリ版」のほか、レトロな録音機、アルミ製の弁当箱、木製のオルガンなどデジタル技術とは無縁の17点が郷愁を誘っている。
近年、レコードや写真フィルム、ボードゲームといったアナログ製品が再注目されている。「アナログ世代には懐かしくて感慨深く、デジタル世代の若者には不思議な道具・機材と感じられるのでは」と同館関係者。