アール・バンバー・モータースポーツ、2台のポルシェでGTワールドチャレンジ・アジアに参戦

 5月13日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、2022年のGTワールドチャレンジ・アジアにアール・バンバー・モータースポーツ(EBM)が2台のポルシェ911 GT3 Rで参戦すると発表した。

 ル・マン24時間で二度のタイトルを誇るアール・バンバーが率いるEBMは、2020年にGTワールドチャレンジ・アジアへの参戦を表明していたが、その後シリーズはコロナ禍により開催されず、今季は満を持してセパン、鈴鹿、富士、SUGO、岡山、そしてマンダリカという6戦で争われるシリーズに挑むことになる。

 車両はもちろん2台のポルシェ911 GT3 Rで、1台は2019年にGT4クラスで3位となったセティアワン・サントソを起用。2021年にスパ24時間にも出場したほか、ポルシェのスカラシップを得たニュージーランド人ドライバーのライド・ハーカーとコンビを組む。ふたりはシーズン6戦全戦に参戦予定だ。

 一方、もう一台はアドリアン・ダ・シルバとチーム代表でもあるアール・バンバーの手により、まずは第1戦のみエントリーすることになる。

「2022年にふたつのドライバーラインアップを並べ、GTワールドチャレンジ・アジアに加わることができ本当に興奮しているよ。昨年チームにとっては、タイ・スーパーシリーズで初めてタイトルを獲得できたが、これに続くものになる」とバンバー。

「セティアワンはGT3での初のフルシーズン参戦となるが、すでにテストで印象的なところをみせている。またアドリアンと私は2013年にセパンで初めてレースを戦ったけれど、9年ぶりにセパンでまたレースを戦うことができるのは特別な瞬間になるはずだ」

「セパンでの開幕戦は、アジアのモータースポーツにとって重要な一歩になるだろう。アジア地域はふたたび開かれ、2年ぶりにレースが開催される。シーズンが始まるのが待ちきれないよ!」

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