天理参考館企画展「エジプト・カイロの大衆文化」

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 約60年前の資料を通して、エジプトで暮らす人々の生活や文化を知る企画展が今、天理大学附属天理参考館で開かれています。

 この企画展は、参考館創設者の依頼で後に京都外国語大学の名誉教授となる故・田中四郎さんが、1959年に留学先のエジプト・カイロで集めた大衆文化の品々を紹介するものです。

 エジプトでは食事の際、指を使って食べることが多く、古代のペルシャの金属器を彷彿とさせる水挿しは、食事の後に手を洗うために使用されました。

 また、女性の服装は、肌や頭髪の露出を控えるデザインが伝統的に守られていましたが、アクセサリーにはあまり制約が無く、金貨のような飾りが数多く付けられたネックレスは経済的な豊かさを示したといいます。現代に連なる資料を知ることでアラブ社会や文化を理解することにもつながるこの企画展は、6月6日まで開かれています。