東京エレクトロンが宮城・大和町に新しい開発棟を建設 技術開発力を強化

半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンは、宮城県大和町に新しい開発棟を建設すると発表しました。半導体市場の拡大を見込み、技術開発力を強化する方針です。

新しい開発棟は大和町にある子会社、東京エレクトロン宮城の工場に建設されます。

地上3階建てで建設費用は約470億円、2023年春に着工し、2025年春の完成を予定しています。

この施設で行われるのが、半導体の表面の膜を削って性能を高めるプラズマエッチングと呼ばれる装置の開発です。

東京エレクトロンでは半導体市場は更に拡大すると見ていて、エッチング装置の市場も大きく成長すると見込んでいます。

村井宮城県知事は、新しい開発拠点の整備を歓迎する意向を示しました。

村井知事「非常に喜ばしいニュース。時宜にかなった経営判断」

東京エレクトロンの2022年3月期の決算は、前の年より売り上げは4割増えて2兆38億円、最終的な純利益は8割増えて4370億円でした。いずれも過去最高です。

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