渋川で今夏から水上バイク対策 ブイで遊泳区域囲い、進入禁止に

 玉野市などでつくる市海面利用安全対策等協議会は今夏から、渋川海岸(同市渋川)で水上バイクの安全対策に乗り出す。進入禁止や徐行のエリアを設けるなど水上バイクの適正利用を促すとともに、海水浴客の安全を確保する。

 渋川海水浴場の開設期間中、砂浜から沖合75メートルまでを水上バイク進入禁止の遊泳区域とし、ブイで囲う。遊泳区域の外側、沖合100メートルまでの区域は時速8キロ以下の徐行エリアとして設定し、海上に遊泳区域へ進入しないよう注意を喚起する看板も新設する。利用者に周知を図り、事故防止につなげる。

 海岸東側の一角には水上バイクの乗降場所を設け、利用者の利便向上も図る。7月上旬の海開きまでに整備する。

 県内外で水上バイクが遊泳する人の近くを走行する危険行為や接触事故が相次いでいる。市が呼び掛け、玉野署や玉野海上保安部、地元自治会などと9日、同協議会をつくり、ルールを定めた。

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