将棋JT杯、6月25日開幕 菅井八段らトップ棋士12人出場

菅井竜也八段

 トップ棋士12人が公開対局のトーナメントで争う「将棋日本シリーズJTプロ公式戦」(日本将棋連盟など主催)の概要が13日、発表された。中国大会は7月23日に広島サンプラザホール(広島市)で、稲葉陽八段と山崎隆之八段による1回戦が行われる。

 大会は持ち時間10分の早指し戦で、6月25日から全国11カ所を巡回し、決勝は11月20日に千葉市である。藤井聡太五冠や渡辺明二冠らタイトル保持者と昨年の賞金ランキング上位者が出場し、菅井竜也八段(岡山市)は7月30日に静岡市である1回戦で羽生善治九段と戦う。全ての対局は、インターネットで生中継される。

 各会場では小学生以下を対象とした「テーブルマークこども大会」を同日開催する。また、オンラインを使った子ども向けの大会を夏と冬に計画している。

 新型コロナウイルス対策として公開対局の観戦とこども大会への参加者数を制限し、事前申し込みの抽選制とする。問い合わせは大会の総合事務局(03―5166―0290)。

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