沖縄コロナ2242人感染 自宅療養最多1万3342人(5月14日朝)

 沖縄県は13日、10歳未満から90歳以上の2242人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。自宅療養者は1万3342人と過去最多を更新し、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は初めて千人を超え、1013.05人となった。
 新規感染者が4日連続で2千人を超えたほか、10代以下だけでなく20代以上の幅広い世代で増加しており、宮里義久感染対策統括監は「流行がさらに加速する状況と考えられる」と、強い危機感を示した。
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 入院患者は352人で、病床使用率は55.6%だった。内訳は本島57.9%、宮古60.6%、八重山20.5%となっている。コロナ患者を受け入れる21重点医療機関では、感染などにより医療従事者の欠勤が増え続け、13日は547人が欠勤している。
 医療人材不足を受けて、県は国に看護師の派遣を要請しており、同日までに県外から看護師12人が沖縄入りしているという。16日は医療体制が逼迫(ひっぱく)している宮古島市に看護師3人を派遣する予定だ。
 社会福祉施設では計94カ所で感染者が出ており、高齢者施設は84カ所で231人(酸素投与7人)、障がい者施設は10カ所で36人が施設内で療養している。米軍関係の感染は104人だった。  (嘉陽拓也)
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