ドジャース・カーショウが故障者リスト入り 今季は開幕4連勝

日本時間5月14日、ドジャースは先発左腕クレイトン・カーショウを仙腸関節の炎症で15日間の故障者リストに登録したことを発表した。サイ・ヤング賞3度の実績を誇るカーショウは、今季ここまで4勝0敗、防御率1.80の好スタートを切っていたが、過去6シーズンに続いて今季も故障で戦列を離れることに。カーショウが先発予定だった日本時間5月14日のフィリーズ戦は、翌日先発予定だったウォーカー・ビューラーがスライドし、中4日で先発する。

現在34歳のカーショウは、開幕投手の座こそビューラーに譲ったものの、今季ここまで5試合に先発して30イニングを投げ、4勝0敗、防御率1.80、32奪三振の好成績をマーク。四球はわずか3つしか与えていない。今季初登板のツインズ戦では7イニングをパーフェクトに抑えながらも降板するなど、健康管理を最優先に考えてプレーしていたが、それでも故障を避けることはできなかった。カーショウは2016年から毎年故障離脱しており、故障者リスト入りするのはこれで7年連続となる。

カーショウがMRI検査を受けた結果、特に異常は見つからず、構造的なダメージはなかった。いつ頃から仙腸関節の異変を感じていたかについて、カーショウ自身は言及を避けたものの、現時点での状態はあまりよくないという。ただし、最短の離脱期間(要するに15日間)で復帰できることを望んでいるようだ。

開幕30試合で20勝10敗という好スタートを切ったドジャースは、安定感抜群の先発投手陣が快進撃の原動力となっており、4勝7敗、防御率3.03の救援陣に対して先発陣は16勝3敗、防御率2.11を記録。この先発防御率はもちろんメジャートップの数字である。カーショウの離脱が痛手であることは間違いないが、ドジャースはマイナーも含めて球界屈指の選手層を誇っており、マイナーに控える有望株たちを活用しながらカーショウの穴を埋めていくことになりそうだ。

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