最もおいしいと思ったカレーに1票を! 埼玉・鶴ケ島でカレーGP 東京・神田にも負けない味のメニューも

カレーグランプリを企画したつるがしま逸品会のメンバーら=鶴ケ島市脚折のインドレストラン「ミルチ」

 カレー料理で街を盛り上げようと、つるがしま逸品会は31日まで、客の投票で1位を決める「カレーグランプリ」を行っている。埼玉県鶴ケ島市近郊の30店が加盟する逸品会のうち、さまざまな料理ジャンルの飲食店12店が参加。工夫を凝らしたメニューで挑んでいる。

 グランプリを発案したのは、洋食レストラン「Kenの厨房(ちゅうぼう)」代表の渡辺健さん(49)。「皆さんが好きなカレーをテーマにして、スタンプラリー形式のイベントを企画しようと呼びかけた」という。中国料理「蔵王飯店」料理長の田村義明さん(44)は「料理を通じて鶴ケ島を知ってもらい、地域の文化も伝えたい」と賛同した。

 参加店のうち3店以上で食事をすると、投票権を獲得。最もおいしいと思ったエントリーメニューに1票を投じる仕組み。来店して集めたスタンプの数に応じてプレゼントも用意している。

 本場インド料理店も参戦。母国の五つ星レストランで腕を磨き、1996年に来日した「ミルチ」オーナーのマニッシュ・クマールさん(49)は「ほかのジャンルの料理でカレーを使ったメニューはとても勉強になる」と言う。

 カレーグランプリは伊奈町にキャンパスがある日本薬科大学が監修。カレースパイスがもたらす健康への効能を解説した文をスタンプ用紙に掲載している。都築稔副学長(48)は「カレーはおいしいだけではなく、健康につながることを知ってほしい」と願う。

 欧風料理「ビストロカタオカ」のオーナーシェフで、逸品会会長の片岡正典さん(45)は「カレーで有名な東京の神田にも負けない味のメニューを提供している。たくさんの店を巡っていただきたい」と呼びかけている。

 問い合わせは、「Kenの厨房」の渡辺さん(電話049.285.8222)へ。

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