横浜などの大規模停電 早朝までにすべて復旧 原因は地中送電線の故障 神奈川で6万7千軒 深夜の小田急線も影響

信号が消え、交通整理を行う警察官=13日午後11時ごろ、横浜市青葉区藤が丘2丁目

 13日午後10時25分ごろ、横浜市青葉区を中心に大規模な停電が発生し、14日午前5時半ごろまでにすべて復旧した。地中送電線の故障とみられ、東京電力パワーグリッドが詳しい原因を調べている。

 同社によると、停電したのは横浜市青葉区、都筑区、緑区と川崎市麻生区で約6万7千軒。徐々に復旧したが、翌14日の午前3時時点でも約5万5千軒で停電が続き、同5時23分に全面復旧した。 

 停電の影響で、小田急多摩線全線と同小田原線の向ケ丘遊園-町田間で運転を見合わせた。小田急電鉄によると、14日午前1時に全線で運転を再開し、約1万9千人に影響した。14日も電力不足の懸念から同区間で始発の運転を見合わせたが、停電解消により通常ダイヤでの運行に戻した。

 県警によると、青葉、緑、麻生署で少なくとも79基の信号機が作動せず、署員が交差点で交通整理にあたった。信号基の消灯による事故はなかった。

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