ジャパネット売上2506億円 過去最高 9年連続増収 2021年12月期

 通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)の髙田旭人社長は13日、2021年12月期連結決算を明らかにした。売上高は前期比約4%増の2506億円で過去最高。9年連続の増収となった。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要の高まりなどが要因。従来の掃除機や炊飯器などに加え、全国各地の厳選食材を届ける「グルメ定期便」やウオーターサーバー事業の売り上げが好調だった。季節家電など新しいカテゴリーの商品も売り上げが伸びた。
 一方、クルーズ船事業はコロナ禍で一昨年に続いて運航中止となった。今年は秋に運航を予定しており、商品は既に完売している。
 通販事業と並んで二つ目の柱に位置付ける「スポーツ・地域創生事業」。24年開業を目指す「長崎スタジアムシティプロジェクト」について髙田社長は「V・ファーレン長崎、長崎ヴェルカが盛り上がって、そこににぎわいが生まれるのが前提条件。長崎にとっていいと思うことをやりきれるか。難易度の高いチャレンジ」と語った。
 22年12月期連結決算については「今、赤字になっている事業を黒字化に向けて伸ばしていけば、着実に収益は上がる」と述べた。


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