子どもたちに創造の歓びと楽しみを! 天空の美術館がキッズ絵画コンクール受賞作を発表

 今年のGWは行動制限が3年ぶりに解かれたことで、観光地や街中の賑わいが戻った。たくさんの子どもたちが元気に遊んでいる姿を見て、ほっこりされた方も多いのではないだろうか。

 そんな中、「第一回 絹谷幸二 天空美術館キッズ絵画コンクール」の受賞作品が発表された。

 同コンクールは、積水ハウス株式会社<1928>が設立・運営し、今年で開館5周年を迎える「絹谷幸二 天空美術館」が2022年1月5日から 3月31日の期間に「あなたの大切な人たち、自然、まち並み」をテーマに全国の小中学生を対象に絵画を募集していたものだ。審査委員長を務めたのは、同美術館の名誉館長であり、2021年度の文化勲章受章画家である絹谷幸二氏。応募期間に集まった全3009点の絵の中から、絹谷幸二キッズ賞 グランプリ(1名)、部門優秀賞(各1名)、佳作賞(22名)、入選(13名)、そして特別賞として館長賞(1名)の計40点が選出された。

 グランプリを受賞した舛井勝秋さんの「自然にやさしい風力発電」はじめ、館長賞を受賞した伊藤ひかりさんの「大切な物」、小学校低学年の部で優秀賞を獲得した池田蒼征さんの「おとうとと本をよんでいるお母さん」など、いずれも子どもらしい自由さと大胆さ、かつ繊細で瑞々しい色にあふれた作品ばかりだ。

 受賞作品は、6月27日まで天空美術館内で展示されている。ちなみに、梅田スカイビル タワーウエスト27階に位置する同美術館は、絹谷幸二氏の色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVR映像などのコンテンツも存分に楽しめる最新の体験型ミュージアム。フレスコ制作体験ができるワークショップスペースや快適空間のカフェ等も併設されており、「天空美術館」の名の通り、大阪の街を一望できる眺望も抜群だ。

 創造的な作品にふれたり、芸術的な活動を通して、子どもたちの感受性は豊かになる。この機会にぜひ一度、親子で訪れてみてほしい。(編集担当:藤原伊織)

第一回 絹谷幸二 天空美術館キッズ絵画コンクールでグランプリを受賞した舛井勝秋さん(右)と絹谷幸二氏(左)

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