電動自転車ツアー/ユーチューブで魅力発信 長崎市「まちぶらプロジェクト」認定

まちぶらプロジェクト認定証を受け取った岸川さん(左)と品川さん=長崎市、東山手甲十三番館

 長崎市の「まちぶらプロジェクト」で、地元ガイドと電動アシスト自転車(eBike)で市内を巡る「坂のまちのeBikeサイクリングガイドツアー」と、移住者目線で長崎の魅力を発信するユーチューブチャンネル「長崎暮らし」の2件が新たに認定された。
 同ツアーは、西坂町の「あかり」(岸川信吾代表取締役)が昨年から実施。観光客への魅力発信だけでなく、ガイドの育成にも取り組んでいる。出島や中華街を巡り「和華蘭文化」を感じるコース「クロスボーダーツアー」が認定を受けた。
 「長崎暮らし」は、横浜市出身で、2020年2月に東京から移住したユーチューバー、品川正之介さん(30)が運営。同年3月から「銀河系で一番面白い街・長崎」をテーマに、住んでみて分かった長崎の魅力を紹介しており、同ツアーのガイドも務めている。
 11日、長崎市の東山手甲十三番館で認定式があり、市町づくり部の赤倉史明政策監から認定証を受け取った岸川さんは「自転車文化がない坂のまちだが、自転車は街並みを楽しむのに適している。市民に新しい街の見方を伝えたい」、品川さんは「ぶれずに続けて、より多くの人に長崎の面白さを発信したい」とそれぞれ話した。
 同プロジェクトは、市中心部のにぎわい創出に寄与する取り組みを市が認定する事業。11日時点で89件が認定されている。今年は10年目の節目として、イベントの開催を企画している。


© 株式会社長崎新聞社