関東信越国税局は本年度、管内の酒造事業所を紹介する新たな「酒蔵マップ」として、「果実酒、ウイスキーなど編」と「焼酎、ビール、どぶろくなど編」の2種類を作製した。管内6県では年々、ワイナリーやブリュワリーが増加しており、広く紹介することで認知度の向上を後押しする。
同国税局は2017年度から、酒蔵マップを発行している。従来の清酒編も今回リニューアルして、計3種類に拡充した。
掲載事業所数は、清酒編が307カ所、果実酒などが112カ所、焼酎などが203カ所。いずれも本県の事業所を含む。
マップでは、代表銘柄をはじめ、所在地や見学の可否、売店の有無などを一覧できる。それぞれ日本語、英語版と中国語版があり、計約1万2千部を主要駅や各地の観光案内所などに配布した。今月下旬ごろから、国税庁のホームページからもデータをダウンロードできるという。
同国税局は「マップを手に各地の銘酒の味を楽しんでほしい。酒類の振興につながれば」とコメントした。