新人シルセスの好投でエンゼルス勝利 100号王手の大谷は快音なし

【エンゼルス2-0アスレチックス】@オークランド・コロシアム

エンゼルスは明日ダブルヘッダーが控えていることもあり、今日の試合に昨年のドラフト11巡目指名で入団したばかりのチェイス・シルセスを抜擢。そのシルセスが6回1安打無失点という期待以上のピッチングを見せ、アスレチックス3連戦の初戦に2対0で勝利した。好投したシルセスは記念すべきメジャー初勝利をマーク。守護神のライセル・イグレシアスが今季8セーブ目を挙げ、アスレチックス先発のドールトン・ジェフリーズは今季6敗目(1勝)を喫した。

エンゼルスの球団史上初となる2000年代生まれの選手となったシルセス。昨年のドラフトで指名された選手のなかでメジャーデビュー一番乗りとなった。初回を三者凡退に抑えると、その後も落ち着いたピッチングを展開し、6回81球を投げて被安打1、奪三振4、与四球2、失点0の好投。打線はブランドン・マーシュのタイムリーとアンドリュー・ベラスケスの1号ソロで援護し、勝ちパターンの継投で2点のリードを守り抜いた。

メジャー通算100号アーチに王手をかけている大谷翔平は「3番・DH」でスタメン出場したが、センターライナー、空振り三振、ファーストゴロ、サードファウルフライで4打数0安打1三振。バットから快音は聞かれず、節目のアーチは明日以降に持ち越しとなった。連続試合安打は5でストップし、今季の打撃成績は打率.250、出塁率.308、長打率.432、OPS.740となっている。

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