「応援鉄」とは? 東北のローカル鉄道4社巡る旅、クラブツーリズムが発売

東北の4私鉄、山形鉄道・由利高原鉄道・秋田内陸縦貫鉄道・三陸鉄道を巡る「応援鉄」ツアーを、クラブツーリズムが募集している。

ツアータイトルは『三陸鉄道の車庫見学も!元近鉄名物広報・福原稔浩さん同行!4つの東北鉄道めぐり 3日間』。出発日は2022年7月24日(日)、旅行代金は大人1名150,000円/158,000円(2名1室/1名1室)。

由利高原鉄道と秋田内陸縦貫鉄道は全線完乗するほか、震災から復興を遂げた三陸鉄道では車両基地も見学する。ツアーには元近鉄名物広報・福原さんも同行し、2日目の夜にはトークショーも行われる。

安全・安心にも配慮し、東北4私鉄で乗る車両は全て貸切列車に。また移動に使う貸切バスも乗車人数を30名までに制限する。

「応援鉄」とは何か

可部線の末端区間のような例外はあるものの、基本的には一度廃止された鉄道路線が復活することはない。今ある鉄道を存続させる一番の方法は「乗って残す」だ。

福原さんは近鉄を定年退職したのち、地方のローカル鉄道を応援するため自ら「応援鉄」を宣言。中小の鉄道を仲間で乗車して応援している。自身の講演会などで得た収入も、活動に必要な分を除いて寄付しているという。

もちろん「乗って残そう」と堅苦しく考える必要はない。ただ鉄道を利用し、沿線の豊かな自然や美味しい食事を堪能しながら、観光を楽しむことがそのまま応援になる。花の名所が多い山形鉄道、鳥海山を眺められる由利高原鉄道、山間を走行する秋田内陸縦貫鉄道、海岸沿いを行く三陸鉄道、4社それぞれの良さを感じて欲しい。

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