羽生結弦の最も敬服するところ=「どれだけすごい存在か」―中国メディア

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今年2月の北京冬季五輪で注目を集めたフィギュアスケートの羽生結弦について、中国のポータルサイト・騰訊網に「羽生結弦、ありがとう!あなたは私たちに希望を与えてくれ、この世界は美しいと改めて信じさせてくれた」と題する文章が掲載された。

文章はまず、羽生について最も敬服するところは「オリンピックの金メダルを2つ獲得しながらも引退せず、常に真摯(しんし)にスケートと向き合い、謙虚であること」だと言及。中国の羽生ファンの間ではオフシーズンをよく「ブラックホール期」という言葉で表現されるが、羽生はSNSアカウントを持っておらず、個人の動向もあまりオープンにしないとあって、ファンにとってはもどかしい思いをしているようだ。

一方で、文章は「このアクセス数至上、さっと金もうけできるインターネット時代において、変わらずに初心を持ち続け、アスリートとして20年以上にわたって自分を磨き続けてきた」とし、「スポーツ精神とはどういうことなのかをとても端的に表している。羽生はオリンピックのモットー『より速く、より高く、より強く』を体現しているのだ」とたたえた。

また、日本の羽生ファンからは「ジャンプは表現の一つにすぎず、プログラムの中に自然に組み込まれているものでなければいけない」との声があることを紹介し、「もし勝利を優先するなら、他の多くの選手と同じように体力を温存してリスクを避けた構成にして、ジャンプに集中するというのがより良い方法だろう。羽生は誰よりも勝負にこだわる選手だ」と指摘。一方で、「彼がそうした方法をとることはない。ジャンプにしろ、スピンにしろ、ステップにしろ、彼の技術は雑味の無いクリーンなもの。彼の辞書には『ごまかし』や『手抜き』の文字は存在しない」とした。

文章は、「羽生は3回のオリンピックを経験し、今や4回目の周期に入っているが、それでもまだ彼は有力なメダル候補であり続けている。どこにいようと、人々の焦点は彼に注がれる。どれだけすごい存在だろうか」とした上で、「19回の世界記録更新、2度のオリンピック優勝、スーパースラム達成。この世でただ一人、フィギュアスケートの上に立つのが羽生結弦だ」と最大限の賛辞を送っている。(翻訳・編集/北田)