「看護の心」の大切さ再認識 岡山で大会 現役看護師ら活動報告

「看護の心」の大切さを再認識した2022年度看護大会

 岡山県と県看護協会は、看護週間最終日となる14日、本年度の看護大会を県看護会館(岡山市北区兵団)で開いた。新型コロナウイルス対策でオンライン配信も行い、協会員や看護学生ら計約600人が活動報告などを通じて「看護の心」について意識を新たにした。

 活動報告は2人の看護師が行い、倉敷中央病院(倉敷市)の手術看護認定看護師・佐野早苗さん(45)は、医師をサポートする看護師のスキルが手術進行に大きく影響すると指摘。「麻酔下で意思決定できない患者の安全を守ったり、不安を理解して精神面で援助したりするなど、専門性の発揮が欠かせない」と強調した。

 協会の訪問看護認定看護師・菅崎仁美さん(60)は「利用者の生活を支え、人生にも関わるとても身近な存在だ」と訪問看護の重要性を訴えた。

 看護師でコラムニストの宮子あずささん(東京)による「『泣き笑いのある看護』を未来の仕事に!」と題した講演もあった。

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