真庭市と鳥取県に連なる蒜山三座が14日、山開きし、夏山シーズンを待ちわびた登山者が早速、新緑の道を満喫しながら山頂を目指した。
この日は朝からリュックサックを背負ったグループが次々と入山。ピンク色の花のイワカガミが彩る山道や小鳥のさえずりを楽しんだ。夫と一緒に中蒜山(1123メートル)に登った倉敷市、女性(68)は「山の花々が美しく、緑に囲まれて心が洗われました」と話していた。
中蒜山麓の塩釜石彫公園(真庭市蒜山下福田)では山開きの神事があり、観光関係者ら15人が登山者の安全を祈願した。
蒜山観光協会は、11月下旬までに例年並みの約5万人の人出を見込んでいる。