糸魚川市でリアル・ブラタモリ 紹介スポット巡るツアーに県内外の10人 竹之内館長が案内

 糸魚川市観光協会は14日、昨年11月にNHK総合「ブラタモリ」糸魚川編で紹介されたスポットを巡るバスツアー「日本列島誕生の謎は糸魚川にある!学芸員と巡るブラリ糸魚川の旅」を実施した。県内外から参加した10人が〝リアル・ブラタモリ〟の旅を満喫した。
 番組に登場したフォッサマグナミュージアムの竹之内耕館長が自ら案内。番組やタモリさんのエピソードを交え、分かりやすく解説した。

糸静線上を流れる小川をまたぎ記念撮影する参加者(渡辺酒造店)

 一行は糸魚川―静岡構造線(糸静線)の断層見学公園・フォッサマグナパーク、家の中を糸静線が通る「渡辺さん家(ち)」(渡辺酒造店)、駅北地区の雁木と塩の道、親不知コミュニティロード、フォッサマグナミュージアム・長者ケ原遺跡などを訪ねた。昼食はご当地B級グルメ「糸魚川ブラック焼きそば」を発祥の店・月徳飯店で味わった。
 渡辺酒造店では特別に内部を見学。特典として番組でのシーンにちなみ、糸静線をまたいでの記念撮影、東西の井戸水の飲み比べなどを行った。
 新潟市から参加した40代夫婦は「ブラタモリは大好き」「現場の臨場感が良い」、大阪府富田林市から訪れた男性(47)は「まんまブラタモリ。裏話も聞かせてもらい楽しい」と感激していた。

大陸から切り離された断崖絶壁を解説する竹之内館長(親不知コミュニティ広場)

 竹之内館長はブラタモリ効果を喜び「一過性で終わらないようにしたい」と誓った。
 同ツアーは29日も実施予定。問い合わせは市観光協会(電025・555・7344、平日)へ。

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